公立中学では、定期テスト対策や高校受験を目的として塾に通う子が増えます。
いつかはうちも・・・と思っているものの、
- どこの塾が良いのか
- どうやって探すのが良いのか
本当に悩みどころです。
環境にもよりますが、主要な駅の近くに行くと、塾って本当に数が多くあるんですよね。
全部の説明なんて聞けないし、体験に行ける塾数にも限りがあります。
もちろん最終的には「子供に合った塾」を選ぶことになります。
子供の選択肢として塾の情報を集め提供する部分には、まだ親の力が必要です。
この記事では、息子の塾選びをした時の体験をもとに、塾選びのポイントをご紹介します。
集団指導と個別指導 どっちが良いの?
中学生が通う塾には大きく分けて、「集団指導」と「個別指導」があります。
ここで気になるのは、「集団指導」と「個別指導」どっちが良いか?ということです。
どちらが良いかは、お子さんの性格や、塾に求めることで変わってきます。
「集団指導」と「個別指導」の塾の特徴を確認していきましょう。
集団指導の特徴
集団指導とは、先生1人に対して生徒が数人~十数人で学校のように授業を受ける指導方法です。
集団指導のメリット
集団指導では、同じようなレベルの子と一緒に勉強し、張り合っていけることがメリットと言えます。
目標が近い子が同じクラスになることが多く、良いライバルに出会えるのは集団指導の魅力です。
勉強しているのは自分だけではないということがわかりやすく、励みになります。
また、費用が抑えられるのは、個別指導より集団指導です。
- 友達と張り合える
- ライバルに出会える
- 費用が抑えられる
集団指導のデメリット
1人の先生で指導できる人数に設定されているとはいえ、やはり個別指導に比べると一人一人への目が行き届かないことも出てきます。
また、理解しているのでいまさら習わなくても良い授業を受けることや、学校の定期テスト前でも授業が進んでしまうというデメリットもあります。
- 一人一人に目が行き届きにくい
- テスト対策がしにくい
集団指導が向いている子
集団指導は
- 競争が好きな子
- 集団の中で力を発揮できる子
- 人前でも積極的に質問が出来る子
に向いています。
個別指導の特徴
個別指導とは、先生1人に対して生徒が1人または2人といった少人数の指導方法です。
個別指導のメリット
個別指導のメリットは、何と言っても「生徒一人一人に合った学習ができること」です。
先生1人に対して、生徒2人で指導を受けるタイプの塾でも、説明は1対1になるように工夫している塾が多いです。
そのため、誰かに気を使うことなく、理解して問題が解けるようになるまで、説明を聞くことが出来ます。
また、生徒一人一人に合ったカリキュラムで授業を進めることが出来、わかっていることは確認のみで先に進められるメリットがあります。
- 生徒一人一人に合った学習が出来る
- わかっている単元の授業を受ける必要がない
個別指導のデメリット
集団指導に比べると、先生を独占している時間が長くなるため、費用が高くなる傾向にあります。
ライバルに出会う確率は低く、塾に通っていても他の子の様子がわかりにくいのはデメリットかもしれません。
- 費用が高くなる
- ライバルに出会う確率が低い
- 他の子の様子がわかりにくい
個別指導が向いている子
個別指導は
- 自分のペースで勉強をしたい子
に向いています。
塾のシステムを知るための資料請求を
塾の特徴を集団指導を個別指導に分けてお話しましたが、同じ集団指導・個別指導でも、システムは塾によって異なります。
通いやすい場所に見つけた塾や、友達から教えてもらった塾など、ちょっとでも気になる塾があれば、資料請求をおすすめします。
資料を読んでみたいと思ったら
- 塾の玄関付近にあるパンフレットを持ち帰る
- 直接塾に電話をして資料を請求する
- 塾のホームページにアクセスして資料請求をする
いずれかの方法で、資料を請求しましょう。
最近は、複数の塾の資料をまとめて請求できるサイトも増えています。
塾の見学で確認すると良い点
塾のパンフレットを見て興味を持ったら、次は説明会に参加し勉強スペースの見学をします。
実際に塾に行ったときに、確認しておきたいポイントをご紹介します。
塾の周りの環境をチェックする
時間帯や天候にもよりますが、塾には自転車や徒歩で1人で通うことになります。
中学生とはいえ、まだ子供です。
- 塾の周りの人通りはあるか
- 暗く危ない場所はないか
- 自転車を停めるスペースはあるか
など、塾の周りの環境を確認しておきましょう。
家から通いやすい距離にあっても、雨の日の交通手段なども考えておくと安心です。
受付の雰囲気を見る
受付に常に人がいるかどうか、入りやすい雰囲気かどうかも重要です。
話をしてくれた人の説明はわかりやすかったかどうかも大切にしてください。
塾に通うのは子供ですが、塾に通わせてしまえばおしまいというわけではなく、塾と家庭とで子供の成長を見守るようになります。
塾と保護者の意思疎通がきちんと図れるかどうかも確認したいポイントとなります。
使用するテキストを見せてもらう
使用するテキストが決まっているかどうか、決まっている場合はテキストを見せてもらっておきましょう。
もし、決まっていない場合は、どのように決めていくかも重要です。
入塾後、高額なテキストを買わなければいけないことが分かった・・ということがないように注意してください。
学習するスペースを確認する
学習するスペースの環境も確認しておきましょう。
自宅では集中できない子のために、自習室を用意している塾も増えています。
自習室の環境も併せて確認しておきましょう。
利用できるサービスを確認する
塾のサービスとして押さえておきたいポイントです。
- 担当の先生(受講するクラス)を選ぶことが出来るかどうか
- クラス変更は簡単に出来るか
- 欠席する場合の振替が可能か(いつまでに連絡すれば良いか)
- 定期テスト対策を行っているかどうか
- 保護者との面談の頻度
入塾前に必ず体験を
中学生のお子さんが通う上で、塾や担当してくれる先生との相性が最も大切になります。
相性は、塾の条件を見ただけではわかりません。
入塾前には必ず体験を受け、納得して通うようにしてください。