あなたは、お子さんにお小遣いをあげていますか?
あげている場合、いくらくらい?どうやって管理していますか?
小学生のお小遣いっていくらくらいが相場なんでしょうね。
家庭環境、親の働き方にもよりますが、どのように渡すのが良いのか悩みは尽きません。
この記事では、中学生・高校生の保護者の方を対象に小学校の時お小遣い事情を聴きまとめました。
合計で168人に回答してもらえました。なかなかの人数です。
当時のお小遣いの渡し方で良かったと思っているかどうかなど詳しく聴いていますので、お小遣いを決める参考にしてみてください。
子供のお小遣いに関するアンケートの取り方と内訳
アンケートは、クラウドソーシングのランサーズを利用し、中学生・高校生の保護者を対象に記入方式でアンケートを取りました。

現在のお子さんの学年を聞いたうえで
- お小遣いをあげ始めたのはいつか?
- どのように(月いくら・1日いくらなど)お小遣いをあげていたか
- お小遣いをあげ始めた時の金額
- あげ始めた時期は、今思うと早かった・良かった・遅かった?
- あげ始めた時の金額は、今思うと多かった・良かった・少なかった?
を聞いています。
子供のお小遣いに関するアンケート 全体結果
お小遣いをあげ始めたのはいつか?

グラフにすると↓のような感じになります。

小学1年生・中学1年生・小学4年生になるタイミングと続きました。
子供の世界が広がり始まる小学校1年生では、自分が自由に使えるお金が欲しくなる頃ですよね。
中学1年生は、親とは買い物に行かなくなる頃でしょう。
どのようにお小遣いをあげていたか
月にいくらと金額を決めてお小遣いをあげている家庭が圧倒的に多く、128家庭となりました。
そのうち、9家庭では月額にプラスして、お手伝いをしたときやお祭りのようなイベントに行くときなど追加であげているようです。
想像では、1日いくらで渡す家庭も多いと思っていましたが、今回は1件のみ。
子供たちは、自分でお金の管理を上手にやっているのかな?と感じました。

お小遣いをあげ始めた時の金額
小学1年生のお小遣い額
小学1年生はお手伝いに応じて、10円~50円をもらっている子が多くみられました。
月に1回もらっている子では、200円~10,000円まで幅が広く見られましたが、平均すると500円~1000円をもらっています。
小学2年生・3年生のお小遣い額
月に1回200円~3,000円をもらっている子が多いです。
小学4年生~6年生のお小遣い額
高学年になると友達付き合いが広がるため、月額としては500円~3,000円程度のお小遣いであるものの、必要に応じて加算してもらっている子が増えています。
お祭りやプールなど、特に夏休みは子供だけで出かける範囲も広がります。
付き合う友達の中で一人だけ何も買えなかったという思いをさせてくない、というコメントもありました。
実際、我が家でも、友達とお祭りに行くからとお小遣いを追加で渡すことがあります。
中学生のお小遣い額
中学生になると、お小遣いの額は、1,000円~5,000円に上がります。
都度加算されるお小遣いの使い道も、文房具類や学習道具・洋服など大人っぽい内容に変わっているのが分かります。
普段制服で行動し、休みの日には私服で過ごすことが多い中学生。
自分の身に着けるものは自分で選びたいと考える子が増えるのでしょう。
あげ始めた時期は 今思うと早かった?
あげ始めたタイミングについて、早かったかどうか聞いてみました。
- 良かった・・・143名
- 早かった・・・9名
- 遅かった・・・16名
概ね、満足していることがうかがえます。
小学校からあげている方の8名が早かったと答えていました。
小学校高学年~中学生にかけてあげている方が遅かったと答えています。
あげ始めた時の金額は、今思うと多かった?
あげ始めた時の金額について聞いてみました。
- 良かった・・・144名
- 少なかった・・・18名
- 多かった・・・6名
多かったと回答した方には、『高校に入ってから月2万円』渡している人や、『お年玉など自分で貯めたものは全部渡している』人がいました。
小さいうちは、自分でコントロールするのが難しい金額かもしれませんね。
子供のお小遣いについて思うこと
ここで、現在中学生・高校生の保護者の方が、子供のお小遣いについて思うことを自由に書いてもらいました。
お金の管理ができるようになってほしい
お小遣いを上げることで、使い方など金銭感覚を身に着けてほしい
高校2年生の母
手渡しではなく預金通帳に入金してやりくりさせたほうが、お金の管理ができるようになるかもしれません
高校2年生の母
すぐにお金を使って亡くなったときに振り返って本当に必要な出費だったか考える機会があれば良いと思う
高校2年生の母
自分で失敗することも大切なので、不足しすぎない金額を自由に使わせるのが良いと思います。
高校3年生の母
お金の管理って大人になってからもなかなか難しいですよね。だからこそお金の話が掲載されている雑誌が売れているのでしょう。
小さい頃から練習して、大人になったときに自分で管理ができるようにしてあげたいと思う親が多いのがわかります。
私たち親世代では、お金のことってあまり学校で習った記憶がないですよね。今の子は多少学校でも学んでいるようです。
だからこそ、親もきちんとお金のことを勉強しておきたいと思い、最近ファイナンシャルプランナーの勉強を始めました。

ファイナンシャルプランナーは、仕事の幅を広げるために勉強する人も多いと思いますが、家計にすぐに役立つことが多いので勉強のし甲斐があります。
子供の付き合いも大切に
成長するにつれ、自分の好きなものだけでなく、友達とのおつきあいもあります。最初からまとまった金額をあげるのではなく、少しずつ考えさせながら増やしていけばよいかなと思っています。
高校2年生の母
友達とみんなでファミレスに行って、自分だけ何も頼めなかったという子の話を聞いたことがあります。
程度の差はあるものの、ある程度の付き合いができるような余裕を持ってお小遣いを持たせてあげたいですよね。
お小遣いの渡し方に正解はない?
子供の個性や状況によっていろいろなやり方があって然るべきだと思います。
高校2年生の父
仲の良い友達にもよると思うので、時期は難しいです。
高校1年生の母
無駄遣いはダメだという親御さんもいますが、私はむしろたくさん無駄遣いをして、お金の使い方を勉強させたいと考えています。もちろん、それほどたくさん与えることはできませんが、余裕をもって与えたいと思っています。
高校1年生の母
先輩パパさん・ママさんも、今となれば言えることがあっても、当時は悩んで考えて決めたお小遣いだったでしょうね。
子供の性格や環境にもよりますし、お小遣いの渡し方に正解はありません。
失敗だったなーって思ったら、都度直していけば良いのです。
親子でよくお金の話をして、あなたの家の正解を家族で作っていけると良いですね。
子供がお小遣いを管理するために
子供がお小遣いを管理できるようにするために、簡単なもので良いからお小遣い帳はつけたいですね。
日付・ことがら・入ったお金・使ったお金・残ったお金が書けるだけの簡単なタイプが続けやすくて良いです。
試しに1か月だけと期間を決めて、はじめてみてはいかがでしょうか。
我が家では、息子が小学校の頃は、長期休暇中の私が仕事でいない平日、1日100円でお小遣いをあげるようにしていました。
私が家に帰ってきた時に、お小遣い帳と残金を確認して、金額があっていたら次の日のお小遣いを渡すというルールにしています。
次のお小遣いが欲しいから、今のところちゃんと記入しているようです。
きっと、これを続けたことが、息子の自信につながると信じています。