40代女性におすすめの国家資格として知られている宅地建物取引士(いわゆる宅建士)ですが、ネットで調べると「役に立たない」とか「仕事がない」とか「将来性がない」とか、散々な言われようです。
実際、宅建士は独占業務のある資格にもかかわらず、本当に仕事がないのでしょうか?
これから宅建士の資格を取ることは目指しても無駄でしょうか?
いいえ、そんなことはありません。まだまだこれから宅建士として狙っていける市場はあります。
実際私は今、宅建士の資格取得目指して勉強中です。
この記事では、宅建士に仕事がないと言われてしまう理由と、宅建士としてのおすすめの働き方をご紹介します。
宅建士に仕事がないと言われてしまう理由
2021年の試験のタイミングで宅建試験の受験者は20万人を超えていました。
それだけ多くの人が宅建資格を目指しているわけです。
でも、宅建士に仕事がないと言われてしまうのはなぜでしょう。
それには、
- 不動産取引の減少
- 宅建士の増加
が考えられます。
不動産取引の減少
現在、日本の人口は年々減少している状態です。
都会ではまだ不動産取引が活発に見える場所もありますが、地方は空き家も多く取引はそう多くはありません。
また、都会で今から不動産を建てられる場所はそう多くありません。
このまま人口減少が続くのであれば、不動産取引も減少していきます。
当然、宅建士の仕事も減少することが予想されます。
宅建士の増加
宅建資格を受験する人の数は、2021年度の実績で20万人を超えています。
合格者の数は37,000人ほどで、確実に毎年宅建士は増えています。
とはいえ、家庭の都合や年齢等の理由で、宅建士として働けていない人も多いです。
一方で、宅建士の独占業務として知られる重要事項説明はIT重説と言って、リモートでの説明が可能になりました。
コロナ禍も手伝って、リモートでの説明を希望する人は益々増えるでしょう。
リモートで出来るとなると、これまで資格を持っていながら、宅建士として働いてこなかった人も働き始める可能性が高くなります。
結果、宅建士が増加し、仕事がなくなるかも?と不安に思われる方も多くなります。
40代がこれから宅建士として働くなら
40代のあなたがもし今から宅建士資格を取得して働くなら、
- 副業として始める
- W資格で勝負する
のがおすすめです。
副業宅建士として働く

40代で今から資格を取得したとしたら、すぐに転職してバリバリ稼ぐのは難しいでしょう。
もちろん、すでに不動産業界で働いているのでしたら、この限りではありません。
もし、知識ゼロからスタートして、宅建士資格を取って仕事に活かすなら、副業で実績を積むのがおすすめです。
例えば、CrowdWorks(クラウドワークス)では、
- 宅建士のライター
- 契約書、重要事項説明書の作成
- オンラインでの重要事項説明
- 見積書、請求書の発行
- 顧客への提案資料の作成
といった仕事を募集していることがあります。
時間を気にせず出来るライターや資料作成なら、本業が終わった後にはじめやすいですよね。
重要事項説明の仕事が出来るのなら、週末副業としても仕事が出来ます。
資格の掛け算で仕事の幅を広げる
宅建士資格だけではなく、他の資格と組み合わせることで市場価値を高める方法があります。
歌って踊れるアイドル作戦ね(古)。
宅建士資格は民法の勉強をします。
相続も絡んできますし、税金の勉強もします。
同じように、法律や相続、お金のことを必要とする資格を取得し、「どちらも出来ます」を強みにしていく方法で差別化を図りましょう。
宅建士と相性の良い資格も狙おう
資格の掛け算をするにあたり、宅建士と相性の良い資格には次のような資格があります。
- FP技能士(AFP・CFPなど)
- マンション管理士
- 不動産鑑定士
40代で宅建資格を取得して、転職や副業など新たな一歩を踏み出そうと頑張っているあなたなら、きっと複数の資格取得も可能です。
是非、次の資格も視野に入れて、宅建士を一緒に目指していきましょう。