食生活アドバイザー

食アド|エネルギー代謝・生活習慣病・運動と休養

この記事では、食生活アドバイザーで学ぶ【栄養と健康】より、

  • エネルギー代謝とダイエットについて
  • 生活習慣病の原因・予防
  • 運動と休養

についてまとめています。

試験前の確認に利用してください。

エネルギー代謝とダイエットについて

体内に摂り込まれた栄養素が、エネルギー源になったりほかの物質を合成したりする過程を代謝といいます。

栄養素に関する知識はこちらの記事がお勧めです。

栄養素の種類と働き
食アド|5つの栄養素(炭水化物・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラル) この記事では、食生活アドバイザーで学ぶ【栄養と栄養素】についてまとめています。 試験前の確認に利用してください。 5つの栄...

エネルギー代謝と代謝量

エネルギーの種類

①熱エネルギー体温の維持に使われる
②仕事エネルギー運動などに活用される
③貯蔵エネルギー①②で余ったエネルギーは、糖質や脂質の形で体に蓄えられる

エネルギー代謝量の種類

基礎代謝量横になって安静にした状態でのエネルギー
安静時代謝量基礎代謝量 + 緊張エネルギー量
運動時代謝量安静時代謝量 + 運動時の代謝量

※緊張エネルギー量とは、椅子に座るなど一定の姿勢を保つために使われる筋肉のエネルギー量

基礎代謝量の特徴
  • まったく同じ条件ならカラダの表面積に比例する
  • 体重が同じなら筋肉量が多い人のほうが高い
  • 男性のほうが女性より高い
  • 若者のほうが老人より高い
  • 冬のほうが夏よりも高い

エネルギー必要量と身体活動レベル

日常生活のなかで労働や運動をするために使うエネルギーを、エネルギー必要量といいます。

推定エネルギー必要量 = 1日の基礎代謝量 × 身体活動レベル

エネルギー代謝とダイエットのポイント

  • 摂取された3大栄養素は体内で燃焼され、熱エネルギー・仕事エネルギー・貯蔵エネルギーに変わる
  • 生命維持に必要な最小のエネルギー量を基礎代謝量という
  • ダイエットの基本はゆるやかな「摂取エネルギーの減少」と「消費エネルギーの増加」を同時に行うこと

生活習慣病の原因

生活習慣病の原因

代表的な生活習慣病とその特徴

生活習慣病の代表的な疾患は、「高血圧症」「脂質異常症」「糖尿病」「肥満症」

みく

死の四重奏 と呼ばれているそうよ。
物々しいわよね。

生活習慣病の原因

生活習慣病の原因は大きく2つ挙げられます。

運動量の減少

運動量が減少した主な原因

①肉体労働の減少機械化、自動化、第一次産業の衰退
②歩行量の減少自家用車、電車、バスなど交通機関の発達や普及
エレベーター、エスカレーターなど移動手段の発達や普及
③家庭内での運動量の減少家電製品の発達や普及
室内遊びの増加
みく

思い当たることが多すぎて怖いくらいです。明日から少し歩く習慣をつけよう・・・

エネルギーの過剰摂取

日本人は、欧米人に比べると、食物を効率よく脂肪に変えて体内に蓄積することのできる倹約遺伝子を持つ人の割合が多いといわれています。

そのため、欧米人と同じ食事ではエネルギーを過剰摂取することになり、生活習慣病を引き起こしやすくなります。

エネルギーの過剰摂取になる原因と問題点

①欧米食文化の導入肉類、バター、乳製品などの動物性脂肪の摂り過ぎになりやすい
②日本食の機会の減少食生活の欧米化により、伝統的な日本食を食べる機会が減ったことで、食物繊維の摂取不足になりやすい
③飽食による食生活の乱れ24時間営業のコンビニエンスストア、ファストフード、ファミリーレストランなどの普及により、間食や夜遅い食事が多くなりやすい